王様のいいなりの無料立ち読みはこちら
王様のいいなり
克本かさね(著)
1巻完結
克本かさねの「王様のいいなり」は、Handyコミックで無料立ち読みできます。
※Handyコミックにアクセスしたら「王様のいいなり」で検索して下さい。
王様のいいなりは、克本かさねの作品の短編集です。
以下では、4話目に収録されており、表題にもなっている「王様のいいなり」のあらすじ、登場人物の紹介、読んだ感想を記します。
王様のいいなりのあらすじ
大手電子パーツメーカーの秘書課で働く佐野珠子。
入社して1年半にして、仕事と男に希望が持てなくなってしまった。
というのも、ゴシップで誰かを陥れながらポジション狙い、ゆるくぬるく愚痴を言い合い定年まで終身雇用。
重役のオヤジたちは、パワハラで弱みにつけ込む。
これがこの会社の体質。
それに完全に嫌気がさしていたからだった。
仕事は転職すればいいけれど、男はどこへ行っても同じだろうな…
つけ込んだり媚びたりしない、究極に強い男と出会えたら…死ぬ気でついていくのに…
そんなことを考えながら歩道橋の上を歩いていたときだった。
珠子の前に若い男たちが立ちはだかった。
殺気みなぎるただならない雰囲気。
暴漢?殺される…!
そう思った瞬間、背後から腕を引っ張り一人の男が前に進み出た。
「あいつらの狙いは俺だ。巻き込んで悪いな」
そう言って、男は珠子をお姫様だっこ。
なんと、そのまま歩道橋からダイブ!!
着地したのは、クッション性のある荷物を積んだ軽トラの上。
よくわからないけど、助かったらしい。
男と一緒にたまり場らしきところへ行くが、さっきの暴漢らしき男よりヤバそうな仲間たちがいた。
珠子がおびえていることを察した男は「怖がってるじゃねーか」
仲間たちをそう制して、珠子を自宅まで送り届けてくれることになった。
帰る最中、男は恭介と名乗り19歳だと教えてくれた。
この辺りの悪い男たちを束ねているリーダーらしい。
「今日の奴らに顔を見られている。もしまた奴らが来たらその時は…、恭介の女と言えよ」
そう告げて、キスをした。
このキスだけで、珠子は恋におちた。
その後、足繁く恭介のたまり場に通い、仲を深めていく二人だったが、珠子に転機が訪れる。
ある日、突然専務に呼び出された。その時1枚の写真を見せられる。
何者かわからないが、会社の人に恭介達のたまり場にいるところを撮られたのだ。
それをネタにパワハラを強要する専務。
辞めることを覚悟した珠子を、恭介が助けてくれた。
「昼も夜も、俺がついてる」
そう言ってくれたのはいいが、その日以降、恭介は姿を消してしまう。
王様のいいなりの登場人物
佐野珠子
大手電子パーツメーカーの秘書課に勤めているOL。就職して1年半にして、すでに今の仕事と男に希望が持てなくなっている。つけ込んだり媚びたりしない、強い男との出会いを望んでいる。
恭介
悪ガキグループのリーダー。人を惹き付けるカリスマ性を持っていて、周りから慕われている。
王様のいいなりの感想
恭介はワイルドでオレ様なんですが、虚勢でもなんでもなく一切媚びないところが、本当に魅力的。
ゴシップやパワハラにまみれた会社の男たち見てたら、恭介みたいな男を見るとやられるよねぇって思いましたw
恭介はとても器が大きい人物。
女じゃなくても惹かれます。
私もついていきたいと思った(笑)。
TLにありがちなトンデモ設定でもないので、割と入り込みやすいです。
そして、珠子の男に対する失望っぷりがハンパなかった(苦笑)。
まあ、会社でこんな人たちとばかり接していたら、そりゃ失望しますね(;´∀`)
恭介の抱き方がちょっとばかりSMちっく。
描き方が悪いのかな、セックスシーンだけ浮いて見えたので、工夫して欲しかったなと思いました。
珠子が恭介にはまりこんでいく要素として必要なところだと思うので、丁寧に描いていたらなーと。
短編らしく人物も少なかったので、あまり考えずに読めました。
王様のいいなりの無料立ち読みは、Handyコミックにアクセスし「王様のいいなり」で検索して下さい。